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山形県

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山形県中学入試の動向

首都圏における中学入試受験率は、2008年度をピークに年々減少してきています。しかしながら、小学生の卒業生の数が前年に比べて増えていることを考えると受験者の実数は増えており、難関中学をはじめ中堅中学においても競争率は依然として厳しいと言えます。
山形県では、山形大学附属中学校と日本大学附属中学校が入試を実施していますが、2012年度より日本大学附属中学校の生徒募集が停止となりましたので、山形県で中学入試を実施する中学校は山形大学附属中学校のみとなります。2010年度入試では受験者数が大幅に減少して競争率が1.81倍でしたが、2011年度入試では2.16倍と再び高倍率に転じています。入試で問われる内容としては考え方の過程を問うものが多く、教科書や学校の授業内容を深く理解するとともに、問われている内容を瞬時に理解できる力を取得することが重要です。
山形大学附属中学校を受験する児童が多いのは、中学校における公立上位高校進学者数が県内の中学校の中で一番多く、中学卒業後の進路を見据えて受験する人が多いからと思われますが、中学入試で重要なことは、合否にこだわるのではなく、将来の進路を選択する上での選択肢を増やすための機会であると捉えることです。そうすることで、結果的に合格を勝ち取ることにつながる確率が高くなるのです。

公立高校入試の動向

山形県の公立高校入試は、推薦入試と一般入試の2回に分けて実施されます。
推薦入試は全高校・全学科で実施され、多くの高校・学科において志願理由書・自己申告書の提出が求められています。推薦入試の内容としては、面接・作文・実技検査などが行われますが、多くの高校・学科において作文を課しております。
一般入試は国語(課題作文含む)・数学・社会・理科・英語(リスニング含む)の5教科の学力検査が課され、各科目50分で100点満点となっています。そして、試験当日または翌日に面接試験(学科によっては実技試験)が行われます。さらに、調査書の内容も考慮されます。
推薦入試・一般入試ともに、大学入学実績の高い進学校の倍率が高くなっています。

推薦入試

推薦入試の倍率は毎年高い傾向にあります。
「なぜその高校に行きたいのか」「高校に入学したら、どんなことに取り組んでいきたいか」をはっきり言えるようにしておくことが大切です。

全高校・全学科で実施される山形県公立高校の推薦入試ですが、
募集人員と過去3年間の動向は次のとおりです。

一般入試

学力検査に比重を置いた選抜方法になっています。また、学力検査では記述問題が多く出題されます。
一般入試では、調査書と5教科の学力検査(500点満点)の結果で合否が判断されます。
調査書は、中学3年時の成績を次のように評定します。
 3年 9教科× 5段階 45点満点
そして、合否判定の際には、この45点満点は500点満点に換算されます。ただし、中学1・2年時の各教科の成績も考慮されるので、中学1年からしっかり取り組んでいくことが大切です。
調査書と学力検査の比重は学校によって異なります。
ほとんどの公立高校において、調査書の評定よりも学力検査の成績に比重を置いていますが(山形市内の高校では、調査書:学力検査=3:7としているところが多いです)、山形工業高校のように、学科によっては調査書の評定と学力検査の成績を同等にしている場合もあります。
学力検査で出題される問題は、教科書内容の理解度が問われるとともに、その理解度を応用して解く問題が数多く出題されています。また、選択式の問題よりも記述式の問題が多いのが特徴です。各教科制限時間50分となっていますが、問題量が比較的多く、速さと正確さが問われています。
一般入試における過去3年間の動向は次のとおりです。
2011年度入試では、山形県内で大学入試実績が高い山形東高校の競争倍率が2年連続で低くなっていること、中堅高校である山形中央高校の競争率が年々高くなっていることが特徴として挙げられます。

全国の大学入試動向

大学全入時代と言われますが、難関大学の志願者は増加傾向で難易度にも変化がありません。
入学定員が入学希望者数を上回る「大学全入時代」をむかえました。確かに少子化による競争率の低下、大学・学部の新設や受験機会が増加するなど、合格しやすくはなっています。しかし、実際には人気のある大学に受験生は集中し、難関大の志願者は逆に増加傾向。難易度にも変化がないのが現状です。人気の学部はますます入りにくくなっています。こうした状況をふまえたしっかりとした受験対策が必要です。

AO・推薦入試

AO入試カレンダーAO入試での入学が急増。推薦入試とあわせると大学進学者の半数に迫る勢いです。
大学入試は国公立大・私立大ともに、「一般入試」「AO入試」「推薦入試」の3つに分かれます。AO入試・推薦入試の割合は年々高まる傾向にあり、4年制大学進学者全体の半数に迫る勢いです。AO入試は、書類審査・小論文・面談などを組み合わせて学習意欲の高い生徒を取る入試制度です。推薦入試と似ていますが、「グループディスカッションなど推薦入試にない選抜方法を採用」「じっくりと人物を評価するため選考に時間をかける」などの点で異なります。2012年度は、私立大で466校、国公立69校がAO入試を実施しました。ただし、一部の難関大学でAO入試を廃止する動きも見られるので、志望校の入試動向には十分注意しましょう。

センター試験

センター試験は、国公立大・私立大の約9割が利用。
国公立大では5教科7科目が標準です。

2012年度のセンター試験の志願者数は約55万5500人。国公私立合わせて674の4年制大学がセンター試験を利用します。今や私立大のセンター利用数は、2012年度入試では513大学にのぼっています。主要な国公立大のほぼすべてにおいて5教科7科目が課せられるようになっており、受験生にとってはかなりの負担になると思われます。幅広い科目での基礎学力の強化がますます重要になっています。なお、2012年度入試より、社会科において「倫理」と「政治・経済」を統合した「倫理、政治・経済」が新たに加わっており、「倫理」や「政治・経済」を対象から外す大学もあるので注意が必要になっています。

国公立二次/私大入試

大学ごとに配点パターンが異なる国公立二次試験。小論文・面接を課す大学が増加傾向です。
私大入試は複雑で多様化。志望する大学・学部の入試方式に合わせた対策が不可欠となります。

国公立大の二次試験は「センター試験重視型」「二次試験重視型」「平等配点型」と志望大学によって配点パターンが異なるので、注意が必要です。二次試験で小論文や面接を課す大学も増えています。私立大の入試の基本は3教科型の受験ですが、センター試験利用のほか、複線入試・得意科目重視型・試験日自由選択制・地方試験・ユニーク試験などがあり、同じ大学の同じ学部で複数回の受験も可能です。このように多様化する入試方式の情報をつかみ、志望する大学・学部ごとの対策が必須となります。

山形県の大学入試動向

山形大学

国立山形大学でも、センター試験で課される教科・科目数は、文型もしくは理型が基本です。
一方、二次試験では、外国語・数学・国語・理科のいずれかを課したり、特定の課題に基づく意見論述や資料解釈を求める小論文や面接を課したりしています。

山形大学には、人文学部・地域教育文化学部・理学部・医学部・工学部・農学部があります。センター試験で課される教科・科目数は、学部・学科によって異なりますが、全国の大学では一般的である文型・理型のいずれかを取り入れています。二次試験では、外国語や数学などの教科試験を課したり、小論文や面接などを課したりしています。ほとんどの学部・学科では、センター試験の比重が高いと言えますが、2012年度試験では二次試験の比率がやや高くなっています。センター試験で高得点を目指すことはもちろん、二次試験ではおおよそ65%の点数を得ることが合格条件となります。したがって、基本問題から典型問題までの解法パターンをバランスよく身につけていくことが大切だと言えます。センター試験対策としては、センター試験の傾向を早くから把握し、実戦力を身につけることが大切です。二次試験では、各学部・学科の特色に直結している内容について出題してきますので、過去問で出題傾向を把握するとともに、実際に過去問題を解いてみて「何が問われるのか」を掴むことが重要です。

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