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中学入試の動向

【中学受験ブームは沈静化?】
ここ数年人気が高まる一方の中学入試でしたが、長引く不況の影響もあり2008年度をピークに受験率が下がっています。
それでも1都3県での受験率は15%前後あり、『小学生の約6人に1人は中学受験に挑戦する』という傾向が続いています。特に都市部だけで考えると、高い受験率となっています。

【6年後を見据えた受験校選ぴ】
志望校の選択には悩みはつきませんが、最近の傾向は大学受験までを見据えた中で選択される方が多くいらっしゃいます。
また公立中高一貫校の登場からも年月が経ち、さらに大震災による価値観の変化などもあり、校風や学校の教育方針を意識して学校選びをされる方が増えているように感じます。
中学受験を目先のゴールと考えるのではなく、あくまでの6年間のスタートとしてとらえる』。そんな志望校選びがのぞましいですね。実際にアクシス各校では、中学受験で志望校合格を勝ち取ったあとも、英語や数学の学習に引き続き通い続けてくれる生徒さんも非常に多くなっています。

【入試制度】
中学受験は、当日の試験のみで合否が決まります。試験は4教科または2教科が主流で、面接がある学校もあります。千葉県の入試は1月20日~24日に集中し、東京の入試は2月1日~4日に集中しています。そのため、千葉県の私立中学の中には試し受験として利用される中学もあります。
また、近年では入試日を早く設定する学校も増え、午後入試を実施する中学も増えています。
さらに早く入学者を確保するため、推薦入試を実施する中学もあります。主に12月1日に行われ、第1志望であることを条件に実施されます。一般受験よりも有利な条件で受験することができますが、通常の受験日程より早く行われるので、早い決断が必要です。

【入試問題傾向】
全体的に、中堅校以上の学校では、記述力・分析力・思考力を問う問題が増加しています。公立中高一貫校の登場以来、少しずつ変化が見られます。

●算数
問題文の条件どうしの関係や解答の手がかりを発見するために「手を動かす」「図に書き込んで視覚化する」というような作業を必要とする問題が増加しています。また、パターン化されていない、その場で解き方を考える問題も増えています。
●国語
一部の学校を除いては、5000字を超えるような課題文が出題されるようなことは少なくなりましたが、一方で限られた時間内で、各段落ごとのつながりなどから全体を把握する力や、自分の考えをまとめる力などを要求する問題が増加しています。また小学生にとってあまり馴染みのない概念 をテーマにした文章の出題も増えています。時事的なことを含め、日頃から社会で起こったさまざまな出来事に関心を持ち、わからないことばや気にな った語句などは辞書で引いて調べる等の習慣づけができると望ましいですね。 
●理科
実験等を通して、これまで身につけたきた知識を正確に表現できるか?を試すような問題が増加しています。身のまわりで起こるさまざまな現象が、「なぜ起こるのか?」「どのようなしくみで起こるのか?」を問われることが増え、単純に名称を暗記しただけでは対応できません。日頃からグラフや 表、実験データなどをより柔軟に続み取る練習が必要になってきます。
●社会
近年多く出題される「時事問題」はもちろんのこと、それに加え、図や表、データなどで与えられた情報に対して、自分の考えや意見などを記述 式で解答させる問題等が増えてきました。これは世の中の動きをより自身の学習に引き寄せて考えさせ、また学習した知識をいろいろと関連づけさせ るような狙いがあると推察されます。
※具体的な内容につきましては、ぜひアクシスのアドバイザーに直接ご相談ください。

東京都の公立中高一貫について

東京都には、公立中高一貫校が11校(都立10校・区立1校)があります。それぞれ、入試として適性検査を実施しています。ここに学校の調査書点が加算され、総合得点により合否判断をすることになっております。総合点は各校によって異なりますので注意が必要です。
適性検査では、記述を中心に作文能力が高く問われ、自分の意見をはっきりと論理立てられる能力が必要となります。また、理数分野では実験観察から考察し、結果を導く力を試されます。試験に備えるためには最近起こっている社会問題など、具体的にどのように解決していくべきかなど予め考えておく必要があるでしょう。
また、初の都立中高一貫校である白鴎中学の1期生が東大5名を含む最難関校に合格者を多数輩出したため、公立中高一貫校への期待が非常に高まっています。

2011年度都立高校入試の特徴

英語:長文を読み取る力を問う長文重は前年同様
国語:評論文が難化
数学:二次関数の復活、超難問の不出題、ひっかけ問題の出題で全体的には難化
理科:資料、実験結果、グラフからヒントを得て解答する問題の多様化が進み若干難化
社会:資料読み取りに時間がかかる問題が多いのは前年同様

国語の評論の難化は受験生には厳しかったと思います。理科・社会の実験や資料の読み取り問題の多用化は近年の特徴でもありますが、数学の大問1の計算問題も一癖のある問題が採用されているなど、基礎の応用をしっかりとやりこなさなければ得点しづらかったと思われます。

入試動向と合否判定

(1)入試動向
都立高校合格をめざす場合のステップは、先ず第一に内申の安定、そして学力の増強という所に目を向けるというのが鉄則です。
ところが、受験生の中には、内申と学力の差が激しくなってしまい、受験校選定において難しい判断をしなければならなくなっている学生もい ます。進学校と呼ばれる東高校以上の学校では、より学力のある学生の獲得を狙い、当日点重視の7 : 3 の割合になっております。このことから も、内申はあくまで内申であって、当日点を取らないと都立高校一般入試の合格は勝ち取れないといえるのです。また、最近の少子化傾向から、 各高校の募集人員の縮小が行われ、受験倍率の高率化が進んでしまっているのも厳しさに拍車をかけています。
以上のように、最近の都立入試の傾向は、学力重視、倍率高率化という2つのことが窺えます。

(2)合否判定方法
【合否判定の例】

都立入訟は内申点(調査書)と学力検査の合計点(総合得点・1000点満点)で合否を判定します。
内申点と学力検査の点数をみると
内申点は…51点満点(主に5教科25点満点+その他4教科20点満点×1.3)
学力検査は…500点満点(100点×5教科)
で計算されます。また、学校ごとに内申点:学力検査の比率が決められています。
(上位校ほど学力検査重視の7(学力): 3(内申)の比率)
比率7 : 3の高校の5教科入試の場合の得点計算は以下の通りです。
『自分の学力検査点/500×700+自分の調査書点/51×300(調査書の満点)』
例えば、内申点がオール4の女子が城東高校を受験する場合に必要な入試得点は…
城東高校:V模擬合格基準総合得点750点、合格基準内申点41点、比率7:3

これを計算すると、学力検査得点は「367点」。つまり1 教科あたり「73点」が必要になるということです。このように、都立高校の合格判定は、 学力検査と内申点で総合的に算出されます。受験勉強だから入試問題対策をするということだけではなく、今から始められる受験対策とし て内申点をあげるための勉強もとても大切なのです。

主な高校の入試実施内容

国  語

数  学

英  語

全国の大学入試動向

大学全入時代と言われますが、難関大学の志願者は増加傾向で難易度にも変化がありません。
入学定員が入学希望者数を上回る「大学全入時代」をむかえました。確かに少子化による競争率の低下、大学・学部の新設や受験機会が増加するなど、合格しやすくはなっています。しかし、実際には人気のある大学に受験生は集中し、難関大の志願者は逆に増加傾向。難易度にも変化がないのが現状です。人気の学部はますます入りにくくなっています。こうした状況をふまえたしっかりとした受験対策が必要です。

AO・推薦入試

AO入試カレンダーAO入試での入学が急増。推薦入試とあわせると大学進学者の半数に迫る勢いです。
大学入試は国公立大・私立大ともに、「一般入試」「AO入試」「推薦入試」の3つに分かれます。AO入試・推薦入試の割合は年々高まる傾向にあり、4年制大学進学者全体の半数に迫る勢いです。AO入試は、書類審査・小論文・面接などを組み合わせて学習意欲の高い生徒を取る入試制度です。推薦入試と似ていますが、「グループディスカッションなど推薦入試にない選抜方法を採用」「じっくりと人物を評価するため選考に時間をかける」などの点で異なります。2012年度は、私立大で466校、国公立69校がAO入試を実施しました。ただし、一部の難関大学でAO入試を廃止する動きも見られるので、志望校の入試動向には十分注意しましょう。

センター試験

センター試験は、国公立大・私立大の約9割が利用。
国公立大では5教科7科目が標準です。

2012年度のセンター試験の志願者数は約55万5500人。国公私立合わせて674の4年制大学がセンター試験を利用します。今や私立大のセンター利用数は、2012年度入試では513大学にのぼっています。主要な国公立大のほぼすべてにおいて5教科7科目が課せられるようになっており、受験生にとってはかなりの負担になると思われます。幅広い科目での基礎学力の強化がますます重要になっています。なお、2012年度入試より、社会科において「倫理」と「政治・経済」を統合した「倫理、政治・経済」が新たに加わっており、「倫理」や「政治・経済」を対象から外す大学もあるので注意が必要になっています。

国公立二次/私大入試

大学ごとに配点パターンが異なる国公立二次試験。小論文・面接を課す大学が増加傾向です。
私大入試は複雑で多様化。志望する大学・学部の入試方式に合わせた対策が不可欠となります。

国公立大の二次試験は「センター試験重視型」「二次試験重視型」「平等配点型」と志望大学によって配点パターンが異なるので、注意が必要です。二次試験で小論文や面接を課す大学も増えています。私立大の入試の基本は3教科型の受験ですが、センター試験利用のほか、複線入試・得意科目重視型・試験日自由選択制・地方試験・ユニーク試験などがあり、同じ大学の同じ学部で複数回の受験も可能です。このように多様化する入試方式の情報をつかみ、志望する大学・学部ごとの対策が必須となります。

東京都の大学入試動向

私大(超難関校)早大・慶大・上智大など

 センター利用での合格は9割の正答率が必要な超難関受験になります。受験学部によって、準備の仕方が大幅に変わりますので要注意です。例えば、慶應大学の文系学部では「小論文」が必ず受験科目に入りますが、早稲田の文系学部には「小論文」はありません。また、大学内でも各学部で科目の配点が異なっています。例えば慶應大学経済学部の数学・地理歴史は150点ですが、慶應大学法学部の数学・地理歴史は100点です。
 難解大学に共通して言えることは、各科目の知識を増やすだけでなく、与えられた資料やデータを基に、解答をまとめられる総合力を問う問題が出題されています。更に超難関校は倍率も高いですので、合格難易度は更に高まります。
 合格には、過去問をしっかりと研究して、対策を立てていく必要がありますので、より早い段階で高校内容を習熟し志望校に向けた対策をはじめられるかがカギになります。高校1年から模擬試験を積極的に受験し、大学受験に必要な科目を意識して学力補強に普段から励むことが大切です。

私大(難関校)MARCH-G ※明治・青山学院・立教・中央・法政・学習院のイニシャル造語

 MARCHと呼ばれる大学の人気は非常に高く、首都圏志願者数のベスト10に全てランクインしています。合格には、早い段階で基礎レベルの習得から抜け出し、応用問題に着手できるかという点では、超難関校対策とあまり変わりはありませんが、大学学部によって出題傾向に特徴がありますので超難関校と比較すると対策は立てやすいといえます。問題の難易度は学部によっても高低差がありますので、しっかりと過去問を中心に演習を重ねて、傾向を把握しておくことが重要です。
 MARCHレベル以上の大学へ進学するためには、高校1年からの準備が非常に大切になってきます。これは、偏差値上位大学へ現役合格している生徒のほとんどが、高校1年時での受験科目偏差値が65以上であったというデータにも出ています。そして、早い段階から苦手を無くし、学校の勉強を含む普段からの勉強が取り組めていることを指しています。先ずは、しっかりとした学習習慣をつけ、模擬試験や学校の試験で、良い結果をだすことを目標に、勉強を進めていきましょう。

私大(中堅校)日東駒専など ※日本・東洋・駒澤・専修大学の頭の漢字を使った造語

 日東駒専が首都圏私立大学志願者数のベスト15に全てランクインしているように、日東駒専と呼ばれる中堅大学への進学希望者は年々増加しています。これは、MARCHレベルの押さえの学校として受験されることや、中堅レベルの学生たちの第一志望になることも重なり、自然と人気が高まるためです。倍率は軒並み
3〜7倍と決して低くなく、基礎レベルの問題といえども、高得点を取ることが義務付けられますので決して易しいとはいえません。
 先ずは、偏差値50以上を目指し、受験科目の選択を早い段階で決めてしまい、受験科目の勉強の習慣をつけていくことが大切です。入試では、マーク方式を選択している大学がほとんどですが、大学・学部によっては、記述式を採用している大学もあるため、しっかりとした事前対策が必要になります。当日の受験での正答率は7割程度と言われていますが、確実に得点できる基礎知織の完成が合否のカギになるでしょう。

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