中学入試の動向
2011年度入試の受験者動向ですが、統一開始日15日初日午前の受験者は8,301名となりました(児童数85,948名:受験率9.7%)。中でも、清風、梅花、羽衣学園、上宮、上宮太子、大阪桐蔭、関西大学、関西学院、千里国際、金蘭千里、金光大阪、清風南海、初芝立命館、早稲田摂陵が、昨今の厳しい外部環境の中、初日の受験者で対前年度比10%以上伸長しました。その増加要因も、大学合格実績、有名大学との提携・連携、共学化、教科選択制などの入試制度変更等、単一ではなく複層的にシナジー効果を生み出した結果となっています。また、新設の常翔学園も定員100名(男子73名・女子28名)を充足しました。2011年度より共学化した上宮・上宮太子両校の入学者数は、上宮男子98名・女子35名、上宮太子男子42名・女子22名になっています。さらに、2011年は午後入試が一気に広がり、その結果に注目が集まりました。初日の大阪桐蔭571名、開始日2日目の関西大学北陽419名、桃山学院255名、常翔学園102名は好調な結果を呈しました。

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高校入試の動向
公立高校
2011年春の中学卒業見込み者数は、およそ72,833人(前年比2,069人減)
私立・国立を含む全日制進学希望者は67,134人でした。前期入試の出願状況は、平均倍率1.59倍(前年1.52倍)、初めての入試と
なった文理学科は平均倍率3.01倍と人気を集めました。後期入試の出願状況は普通科(総合選択制を含む)が平均倍率1.05倍で、
私学への専願者増加の影響から定員を満たせなかった学校が41校に上りました。

私立高校
2012年度入試において、2011年2月4日新聞発表時点で外部募集する高校は92校、募集定員21,453人(前年比50人増)に対し、専願と併願合わせて74,064人が出願(前年比689人増)。競争倍率3.45倍(前年3.44倍)、専願受験者の割合は27.1%(前年21.8%)で府の授業料無償化対象世帯の拡大で大幅に上昇し、専願者だけで募集人員を満たした学校は33校に上りました。今春の入試で注目を集めたのは、男女募集に移行した上宮が、出願者を前年より1,335人増やし、人気を集めました。

入試合否判定のしくみ
合否判定のしくみ
入試を終えて、実際にどのようにして合否が決定するのか、右記にポイントをあげてまとめてみましたので、しっかり把握しておきましょう。まず合否の判定は入試当日の学力検査得点と調査書の評定(内申点)の総合点で決定されます。学力検査の得点のつけ方、内申点の算出方法(学力検査得点と内申点の比重)は高校ごとに異なります。総合点の高い順に合格を決定していくわけですが、合否ライン(ボーダーゾーン選抜)は各高校が定める基準によって決定されます。
志望校合格に必要な対策とは…
上記のような高校入試の動向から、「志望校合格」に必要なキーワード(対策)が浮かび上がってきます。
全国の大学入試動向
大学全入時代と言われますが、難関大学の志願者は増加傾向で難易度にも変化がありません。
入学定員が入学希望者数を上回る「大学全入時代」をむかえました。確かに少子化による競争率の低下、大学・学部の新設や受験機会が増加するなど、合格しやすくはなっています。しかし、実際には人気のある大学に受験生は集中し、難関大の志願者は逆に増加傾向。難易度にも変化がないのが現状です。人気の学部はますます入りにくくなっています。こうした状況をふまえたしっかりとした受験対策が必要です。
AO・推薦入試
AO入試での入学が急増。推薦入試とあわせると大学進学者の半数に迫る勢いです。
大学入試は国公立大・私立大ともに、「一般入試」「AO入試」「推薦入試」の3つに分かれます。AO入試・推薦入試の割合は年々高まる傾向にあり、4年制大学進学者全体の半数に迫る勢いです。AO入試は、書類審査・小論文・面接などを組み合わせて学習意欲の高い生徒を取る入試制度です。推薦入試と似ていますが、「グループディスカッションなど推薦入試にない選抜方法を採用」「じっくりと人物を評価するため選考に時間をかける」などの点で異なります。2012年度は、私立大で466校、国公立69校がAO入試を実施しました。ただし、一部の難関大学でAO入試を廃止する動きも見られるので、志望校の入試動向には十分注意しましょう。
センター試験
センター試験は、国公立大・私立大の約9割が利用。
国公立大では5教科7科目が標準です。
2012年度のセンター試験の志願者数は約55万5500人。国公私立合わせて674の4年制大学がセンター試験を利用します。今や私立大のセンター利用数は、2012年度入試では513大学にのぼっています。主要な国公立大のほぼすべてにおいて5教科7科目が課せられるようになっており、受験生にとってはかなりの負担になると思われます。幅広い科目での基礎学力の強化がますます重要になっています。なお、2012年度入試より、社会科において「倫理」と「政治・経済」を統合した「倫理、政治・経済」が新たに加わっており、「倫理」や「政治・経済」を対象から外す大学もあるので注意が必要になっています。
国公立二次/私大入試
大学ごとに配点パターンが異なる国公立二次試験。小論文・面接を課す大学が増加傾向です。
私大入試は複雑で多様化。志望する大学・学部の入試方式に合わせた対策が不可欠となります。
国公立大の二次試験は「センター試験重視型」「二次試験重視型」「平等配点型」と志望大学によって配点パターンが異なるので、注意が必要です。二次試験で小論文や面接を課す大学も増えています。私立大の入試の基本は3教科型の受験ですが、センター試験利用のほか、複線入試・得意科目重視型・試験日自由選択制・地方試験・ユニーク試験などがあり、同じ大学の同じ学部で複数回の受験も可能です。このように多様化する入試方式の情報をつかみ、志望する大学・学部ごとの対策が必須となります。
近畿圏の大学入試動向
大阪大学
大阪大学ではセンター試験は5教科7科目/6教科7科目が基本です。
二次試験は万全な基礎力なしでは対応できない「思考力を要する難問」が出題されています。
大阪大学には、文学部、人間科学部、外国語学部、法学部、経済学部、理学部、医学部、歯学部、薬学部、工学部、基礎工学部があり、全国の動向と同じように5教科7科目/6教科7科目が基本です。前期日程においては人間学部、法学部、医学部保健学科(看護学専攻)を除くと、二次試験の比重が高くなっていますが(経済学部は3つの配点方式で特殊)、所定の倍率を超えると二段階選抜が行われることや難度の高い二次試験に備えて1点でも多く得点することは合否にも大きく影響してきます。




















