中学入試の動向
宮崎市内では、私立中学5校・国公立中学2校が、中学入試の対象校となります。
宮崎市内の中学入試情報をまとめると、以下のようになります。

○入試日程・定員などの変化について
私立中学が2日間の日程で入試を実施し、その1週間後に、国立・県立の入試(適性検査含む)が行われるというスタイルは、ここ数年変化がなく定着してきています。ただし、私立中学の場合、同日で複数中学の入試が行われるため、受験校の選択が重要になってきます。各学校で催される「オープンスクール」や「学校説明会」等に積極的に参加し、校風を肌で感じてみることが重要になります。
定員に関しては変化はありません。ただし、宮大附属中に関しては、2011年度入試の結果を見てみると、附属小学校からの合格者は男子:52名・女子:48名となっており、他の公立小学校からの合格者数は、男子28名・女子32名という結果でした(1月18日発表段階)。合計すると男子:80名・女子:80名の合計160名となります。
○入試科目などについて
入試科目(適性検査含む)に関しての全体的な変更はありませんが、宮崎日大中が4科入試と2科入試を選択できるようになりました。学科試験を課す中学に関しては、算数・国語の比重を高めた入試となっています。そのため、早い段階で算数・国語の入試に向けての学習を行う必要があります。
また西高附属中に関しては、作文・適性検査が実施されますが、作文に関しても適性検査Ⅰに関しても出題形式に慣れると共に、4教科をベースとした対策が必要となります。以下は、2011年度入試において西高附属中で実際に問われた質問内容です。
・自己紹介をしてください ・あなたの長所と短所を教えてください
・将来の夢を教えてください ・教室が汚いです。どういうふうにしてきれいにしますか(グループ討論)
○大学進学状況について
高校別2011年度入試結果は、以下の表のようになりました。卒業生徒数には、普通科以外の実業系の科も含んでいます。
国公立大医学部医学科に強い全国200高校のランキングでは、愛知県東海高校(95名)を筆頭に国公立医学部・医学科への総合格者数7名以上の高校が公表されていますが、宮崎市内においては、第46位として宮崎西高校26名(前年度:23名)、第158位として宮崎大宮高校9名(前年度:8名)がランクインしています(サンデー毎日特別増刊より抜粋)。

高校入試の動向
○宮崎県の高校入試日程(2012年度)について

宮崎県の高校入試は、2月頭の私立高校入試に始まり、上記のような流れで県立高校推薦入試・一般入試・二次募集と続きます。
県立高校では推薦入試と一般入試が別日程で実施されますが、私立高校では推薦入試と一般入試が同日に実施されます。
○宮崎県立高校の入試状況について
宮崎市内 主な高校の募集状況

○募集人員の変更について
2012年度入試においては、全日制で唯一、宮崎大宮高校普通科が昨年度の320名から360名に定員が増加しました。
○傾斜配点について
県立高校の一般入試において、各高校が学校や学科等の特色に応じて、2科目以内、1.5倍までで傾斜配点を行うことができます。
例えば宮崎西高校理数科の場合、数学のみ1.5倍、宮崎西高校普通科の場合、英語と数学が1.5倍になります。
宮崎市内では、上記宮崎西高校に加えて、大宮高校(文科情報科・普通科)・宮崎南高校(フロンティア科・普通科)・宮崎北高校(サイエンス科・普 通科)において、英語・数学が共に1.5倍になります。
○全県1学区について
2008年度より、全日制普通科が全県1学区制によって県内のどこでも受験が可能になったことで、大学実績の高い進学校への人気が高まりました が、改編が進むにつれて、より特色ある高校が増えていくことで、今後の入試動向に影響する可能性があります。
○一般入試における第二志望(第三志望)について
宮崎県立入試で、特徴的な複数志望について説明します。
普通科系専門学科(宮崎市内では宮崎西高・理数科、宮崎大宮高・文科情報科、宮崎南高・フロンティア科、宮崎北高・サイエンス科)においては、 専門学科を第一志望とした場合、他校を含めた普通科を第二志望とすることができます。
(例① 宮崎西高・理数科を第一志望 宮崎大宮高・普通科を第二志望
例② 宮崎南高・フロンティア科を第一志望 宮崎南高・普通科を第二志望)
これによって、普通科では第一志望の生徒と第二志望の生徒が受験することになりますが、第一志望の生徒に対して、私立高校の専願のような優 遇は実施していません。
専門学科第一志望で不合格だった生徒と普通科第一志望の生徒全てを含めて、改めて普通科の合否判定を行います。
また、学科を2つ以上置く高校(宮崎工業高校、宮崎商業高校、佐土原高校など)については、同校内の学科で第二志望(または第三志望)まで志願す ることができます。
普通科系専門学科と普通科を複数志望することが、どのように影響しているか、2011年度入試結果を例にして説明します。

上記の2例で説明したように、宮崎市内普通科4校については、普通科専門学科を第一志望としている生徒が普通科を第二志望として、そちらに合格する例が多々あります(2012年度入試においては、市内4校で合計126名)。
また、宮崎県教育委員会から発表される志願者数は普通科の第一志望人数ですので、例えば、宮崎大宮高校普通科は定員280名に対し志願者258名と、一見、定員割れをおこしているかのようですが、専門学科第一志望者や他校からの受験者が含まれていない人数なので、それを考慮して考える必要があります。
余裕を持って受験できるように準備を進めていくことが大切です。
○宮崎県の大学等進学率は全国38位
東北3県を除いた2011年度の宮崎県の大学等進学状況は、昨年より196人減少し4,685人となりました。またそれに伴い進学率も43.0%となり、前年度より1.6ポイント減少、全国では昨年36位から38位となりました。全国の大学等進学率は54.4%となり、大学等進学率第1位は昨年と同じく京都府66.1%(昨年度:67%)、第2位も昨年と同じ東京都65.5%(昨年度:65.3%)となりました。1991年度において全国の大学等進学率は31.7%から2007年度での51.2%(初の50%台)から2011年度の54.4%と年々上昇しているのですが、宮崎県においては2010年度の44.7%が最高となっています。

全国の大学入試動向
大学全入時代と言われますが、難関大学の志願者は増加傾向で難易度にも変化がありません。
入学定員が入学希望者数を上回る「大学全入時代」をむかえました。確かに少子化による競争率の低下、大学・学部の新設や受験機会が増加するなど、合格しやすくはなっています。しかし、実際には人気のある大学に受験生は集中し、難関大の志願者は逆に増加傾向。難易度にも変化がないのが現状です。人気の学部はますます入りにくくなっています。こうした状況をふまえたしっかりとした受験対策が必要です。
AO・推薦入試
AO入試での入学が急増。推薦入試とあわせると大学進学者の半数に迫る勢いです。
大学入試は国公立大・私立大ともに、「一般入試」「AO入試」「推薦入試」の3つに分かれます。AO入試・推薦入試の割合は年々高まる傾向にあり、4年制大学進学者全体の半数に迫る勢いです。AO入試は、書類審査・小論文・面接などを組み合わせて学習意欲の高い生徒を取る入試制度です。推薦入試と受験科目は似ていますが、「グループディスカッションなど推薦入試にない選抜方法を採用」「じっくりと人物を評価するため選考に時間をかける」などの点で異なります。2012年度は、私立大で466校、国公立69校がAO入試を実施しました。ただし、一部の難関大学でAO入試を廃止する動きも見られますので、志望校の入試動向には十分注意しましょう。
センター試験
センター試験は、国公立大・私立大の約9割が利用。
国公立大では5教科7科目が標準です。
2012年度のセンター試験の志願者数は約55万5500人。国公私立合わせて674の4年制大学がセンター試験を利用します。今や私立大のセンター利用数は、2012年度入試では513大学にのぼっています。主要な国公立大のほぼすべてにおいて5教科7科目が課せられるようになっており、受験生にとってはかなりの負担になると思われます。幅広い科目での基礎学力の強化がますます重要になっています。なお、2012年度入試より、社会科において「倫理」と「政治・経済」を統合した「倫理、政治・経済」が新たに加わっており、「倫理」や「政治・経済」を試験対象から外す大学もあるので注意が必要になっています。
国公立二次/私大入試
大学ごとに配点パターンが異なる国公立二次試験。小論文・面接を課す大学が増加傾向です。
私大入試は複雑で多様化。志望する大学・学部の入試方式に合わせた対策が不可欠となります。
国公立大の二次試験は「センター試験重視型」「二次試験重視型」「平等配点型」と志望大学によって配点パターンが異なるので、注意が必要です。二次試験で小論文や面接を課す大学も増えています。私立大の入試の基本は3教科型の受験ですが、センター試験利用のほか、複線入試・得意科目重視型・試験日自由選択制・地方試験・ユニーク試験などがあり、同じ大学の同じ学部で複数回の受験も可能です。このように多様化する入試方式の情報をつかみ、志望する大学・学部ごとの対策が必須となります。
宮崎県の大学入試動向
○宮崎県の大学等進学率は全国38位
東北3県を除いた2011年度の宮崎県の大学等進学状況は、昨年より196人減少し4,685人となりました。またそれに伴い進学率も43.0%となり、前年度より1.6ポイント減少、全国では昨年36位から38位となりました。全国の大学等進学率は54.4%となり、大学等進学率第1位は昨年と同じく京都府66.1%(昨年度:67%)、第2位も昨年と同じ東京都65.5%(昨年度:65.3%)となりました。1991年度において全国の大学等進学率は31.7%から2007年度での51.2%(初の50%台)から2011年度の54.4%と年々上昇しているのですが、宮崎県においては2010年度の44.7%が最高となっています。
○宮崎県内の高校生の進学先傾向
宮崎県出身の2007年度(5年毎に出るデータ)の大学進学者数の進学先を都道府県別にみると、宮崎県1,090人(24.3%)、福岡県896人(20.0%)、東京都430人(9.6%)、熊本県287人(6.4%)等となっています。つまり大学進学者の4人に3人が県外に進学していくことになります。
大学等の進学先を地域ブロック別に見ると、九州・沖縄が64%、関東が17.4%、近畿が7.5%、中国・四国が7.2%となっており、九州以外では、関東地方に進学する人が多くなっています。
宮崎市内下記9高校からの2011年度の国公立大学別合格者数を見てみると、合格者数の多い大学は宮崎大学(264名)→鹿児島大学(102名)→熊本大学(93名)→九州大学(70名)となり2010年度と同じ並びとなっています。ただし、下表にもあるように、旧帝国大学への合格者数を、宮崎市内下記9高校の合計と、九州各県の県立トップ高校の合格者数を比較してみると、旧帝国大学の合格者数がまだまだ少ないことがわかります。

・大学の一般入試での合格得点率
難関大学ならば、センター8割+2次試験6割、中堅大学ならばセンター7割+2次試験5割というのが一般的な合格ラインとなります。
下記に2011年度一般前期入試の結果のデータを載せていますので、ご参照ください。





















