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石川県

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国公立中学入試の動向

金沢大学附属中学の入試では、「国語」「算数」「総合(理科・社会の総合問題)」「体育実技」「面接」が課されます。国語・算数・理科・社会で学習した内容を中心に、思考力・計算力・考察力・要約および表現力などが求められます。また、算数では規則性を見つけ出すための柔軟な発想や複雑な文章題を解く力が必要です。国語では、主に説明文の内容理解と自分の言葉で表現する力が必要です。総合では、資料の読み取りや実験内容を問われる出題が多いので、目的や結果からわかることを正しく判断することが求められます。体育実技では、基本的な運動能力が検査されます。
錦丘中学の入試では、「総合適性検査」「作文」「面接」が課されます。適性検査では、絵やグラフを見て、または放送を聴いて、その内容を要約したり、それを人に紹介する文章を書く問題が出題されています。与えられた課題の意味を正しく捉え、自分の考えを言葉で表現する力が問われます。作文では、あるテーマについて今までの自分の経験を書かせるなど、受験者の感受性を調査する出題が多く見られます。

公立高校入試の動向

高校別大学合格者数2005年度から学区制が廃止され、志望校を選択する幅が広がっています。石川県の公立高校入試は、推薦入試と一般入試の2回に分けて実施されます。推薦入試は、石川県立高校の数多くが導入していますが、普通科では募集定員の上限20%以内とされているため、人気校での募集定員は少なく、倍率は一般入試より高くなっています。
一般入試の倍率については毎年変動していますが、金沢市内の進学校の人気は根強く、金沢泉丘、金沢二水は1.2倍程度の質の高い少数激戦、金沢桜丘、金沢錦丘などは1.5倍を超える高い倍率となる傾向があります。

推薦入試

推薦入試では、学校長推薦という形式で行われ、志望校に対する進学意識が高く、学習意欲があるものに対して、面接・作文・実技・調査書などにより合否が判定されます。募集定員は普通科で定員の20%以内、職業科・総合学科で定員の30%以内となっています。
2012年度の公立高校入試で、新たに金沢西、志賀が全日制普通科の推薦入試を廃止することになりました。推薦入試実施校は08年度に21校ありましたが、その後毎年減少傾向が続き、2012年度は8校になります。

一般入試

一般入試では調査書と5教科の学力検査の結果で合否が判定されます。2011年度までは、一般入試は2日間に渡り行われ、1日目に全校共通の5教科による学力検査、2日目には作文や小論文あるいは面接など、学校により独自に行われていました。しかし、2012年度からは、作文、小論文がなくなり、1日目に3教科、2日目に2教科と面接、適性検査を実施することになりました。
これは「ゆとり教育」からの脱却を目指す「新学習指導要領」の完全移行を機に取られる措置です。県教育委員会が2009年度までの3年間の全国学力テストの結果を分析したところ、石川県の場合、「知識」を試す問題に比べ、「活用力」を問う問題の正答率が低く、「問題解決に至る思考力や判断力、表現力が十分ではない」と判断しました。すでに、2011年度から試験問題の傾向が変わり始め、単に答えを書かせる従来の問題だけでなく、答えに至るまでのプロセスや論理展開を問う設問が増えてきているのです。この設問の変化が影響してか2011年度の合格者の5教科平均合計点数(500点満点)が、2010年度を47点下回り、一気に247点に低下しました。今後もこの傾向は続くと予想され、日ごろから記述問題を意識した対策が必要になってきます。
また、合否判定は、調査書と学力検査の相関関係から判断することになっていますが、その判定は各学校の裁量に任されており、これまでの入試結果から考察すると、学力検査の得点率が合否判定に大きな影響力を与えている傾向がうかがえます。合否のボーダーラインの場合は、もちろん調査書の内容も重視されるので、定期テストや生活態度もしっかりしておきましょう。

志望校合格に必要な対策とは…

上記のような高校入試の動向から、「志望校合格」に必要なキーワード(対策)が浮かび上がってきます。

全国の大学入試動向

大学全入時代と言われますが、難関大学の志願者は増加傾向で難易度にも変化がありません。
入学定員が入学希望者数を上回る「大学全入時代」をむかえました。確かに少子化による競争率の低下、大学・学部の新設や受験機会が増加するなど、合格しやすくはなっています。しかし、実際には人気のある大学に受験生は集中し、難関大の志願者は逆に増加傾向。難易度にも変化がないのが現状です。人気の学部はますます入りにくくなっています。こうした状況をふまえたしっかりとした受験対策が必要です。

AO・推薦入試

AO入試カレンダーAO入試での入学が急増。推薦入試とあわせると大学進学者の半数に迫る勢いです。
大学入試は国公立大・私立大ともに、「一般入試」「AO入試」「推薦入試」の3つに分かれます。AO入試・推薦入試の割合は年々高まる傾向にあり、4年制大学進学者全体の半数に迫る勢いです。AO入試は、書類審査・小論文・面接などを組み合わせて学習意欲の高い生徒を取る入試制度です。推薦入試と似ていますが、「グループディスカッションなど推薦入試にない選抜方法を採用」「じっくりと人物を評価するため選考に時間をかける」などの点で異なります。2012年度は、私立大で466校、国公立69校がAO入試を実施しました。ただし、一部の難関大学でAO入試を廃止する動きも見られるので、志望校の入試動向には十分注意しましょう。

センター試験

センター試験は、国公立大・私立大の約9割が利用。
国公立大では5教科7科目が標準です。

2012年度のセンター試験の志願者数は約55万5500人。国公私立合わせて674の4年制大学がセンター試験を利用します。今や私立大のセンター利用数は、2012年度入試では513大学にのぼっています。主要な国公立大のほぼすべてにおいて5教科7科目が課せられるようになっており、受験生にとってはかなりの負担になると思われます。幅広い科目での基礎学力の強化がますます重要になっています。なお、2012年度入試より、社会科において「倫理」と「政治・経済」を統合した「倫理、政治・経済」が新たに加わっており、「倫理」や「政治・経済」を対象から外す大学もあるので注意が必要になっています。

国公立二次/私大入試

大学ごとに配点パターンが異なる国公立二次試験。小論文・面接を課す大学が増加傾向です。
私大入試は複雑で多様化。志望する大学・学部の入試方式に合わせた対策が不可欠となります。

国公立大の二次試験は「センター試験重視型」「二次試験重視型」「平等配点型」と志望大学によって配点パターンが異なるので、注意が必要です。二次試験で小論文や面接を課す大学も増えています。私立大の入試の基本は3教科型の受験ですが、センター試験利用のほか、複線入試・得意科目重視型・試験日自由選択制・地方試験・ユニーク試験などがあり、同じ大学の同じ学部で複数回の受験も可能です。このように多様化する入試方式の情報をつかみ、志望する大学・学部ごとの対策が必須となります。

石川県の大学入試動向

金沢大学

3学域16学類、7大学院研究科を持つ、北陸屈指の国立総合大学。
センター試験では5教科7科目が基本になります。
学類によって、センター重視〜二次重視まで多岐にわたり、近年では前期重視の定員となっています。

金沢大学は、全国の入試動向と同じように、センター試験に関しては、5教科7科目が基本となります。しかし、学類によって配点は異なります。例えば、センター試験重視の学類は人間社会学域の全学類と医薬保健学域の保健学類、センターと二次がほぼ同じ配点になっているのは理工学域の大部分の学類と医薬保健学域の薬学類・創薬科学類、そして二次試験が重視されるのは医薬保健学域の医学類となっています。当然、重視される試験によって対策の仕方が異なってきますし、その学類ごとに設定されている科目の配点によっても重点的に取り組むべき内容が異なります。配点や傾向を見ながら、戦略的に効率よく対策を行っていくことが大切です。

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