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群馬県

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公立・私立中学入試の動向

群馬県において公立学校として初めて中央中等教育学校が2004年4月に開校しました。この中央中等教育学校が行う試験が「適性検査」という方法です。文部科学省が推進する中高一貫教育は、1997年6月の中央教育審議会答申で、生徒一人ひとりの個性をより重視した教育を実現するために、1999年4月から中高一貫教育が導入されました。中高一貫は高校入学者選抜の影響を受けずに、6年間の計画的・継続的な教育とゆとりある安定した学校生活の中で、生徒一人ひとりの優れた個性や能力を伸ばしたり、豊かな人間性を育成したりすることができます。したがって中高一貫教育校が受験準備に偏った教育を行う、いわゆる「受験エリート校」になったり、受験競争の低年齢化が生じるような学力検査を行わないとしています。しかし、この「適性検査」も中学入試であり、2007年度の5.8倍には届かなかったものの2008年度入試の志願者数610名、倍率5.1倍、2011年度入試では646名、5.0倍という狭き門です。さらに、2009年度には公立学校として2校目となる伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校が開校しました。3年目となる2011年度入試では志願者数360名、2.8倍となりました。また私立中学では、新島学園中学や共愛学園中学、2006年春には本庄東附属中学が新たに開校し、受験可能な選択肢が増えました。中学入試において形式や問題傾向が違っても学力を問うことに変わりはありません。思考・判断・表現のベースとなる知識や語彙力・計算力をつけることがまずは何よりも大切です。その上で、社会の出来事に関心を持ち、常に好奇心をもって自分で物事を調べ、自分の頭で考える習慣をつけることが次に重要になってきます。そして、親子でコミュニケーションをとることです。社会の常識を知り、あるいはそれに疑問を投げかけ、自分たちの将来を話し合う─そういうコミュニケーションを通して、表現力も育っていきます。受験するからにはしっかりと勉強し、力をつけて、入学することが大切です。

■中学入試要項説明(2012年度入試)
<新島学園中学校>
※下記の1〜3のいずれかに該当する場合には、特技・資格・表彰・特別活動などの欄に具体的に記入します。
1、キリスト教の教会活動に熱心な者。
2、校内・外における文化・スポーツ等の大会で優れた実績があり、入学後も継続して活動をする意思を持つ者。
3、児童活動や地域ボランティア活動で顕著な功績を残した者。
※学力試験(国語・算数)、調査書及び面接による総合判定となります。
※面接は、面接官2〜3人に対して生徒4〜5人で実施され、面接時間は10〜15分となります。質問内容として、志望動機や最近のニュース、長所短所、小学校での一番の思い出等。
<中央中等教育学校>
※入学願書と志願理由書が必要です。志願理由書は志願者本人が記入します。どうして入学を志願したか、また入学したら何をしたいか、今までに頑張った事や熱心に取り組んだ事などを記入します。
※適性検査Ⅰ:問題解決能力、思考力、判断力等の多様な能力をみます。
※適性検査Ⅱ:与えられた文書、資料等について、考えたことや感じたことをまとめて表現する力をみます。
※面接:志願の動機、学習への意欲、進路希望等についての面接を行います。
<四ツ葉学園中等教育学校>
※パーソナルプレゼンテーションは、自分の考えをまとめて口頭で表現する能力をみます。

■新島学園中学校入試対策例
<算数対策>
はじめに計算力をしっかりつけることが何よりも重要です。約半数を占める計算問題を得点源にするために、日頃から計算練習を絶えず繰り返しましょう。時間配分を決めて、余ったら必ず時間いっぱいまで何度でも見直しをしてミスを防ぐ習慣をつけてください。特に小数・分数の計算問題は必ず出題されますので確実な計算力をつけておくようにしましょう。計算以外では、まず教科書レベルの基本問題をマスターし、そのうえで参考書の標準レベルの問題(特に速さ・割合・図形)へとチャレンジしていきましょう。いわゆる一般的な「難問」はあまり出題されませんし、出ても合否を分ける問題とはなりませんので、基本的な公式や解法をしっかり使えるよう練習しておきましょう。直前期には入試の過去問を解くことも大事です。ただし、「ただ何となく」解くのではなく必ず時間を決めて計り、わからない単元の問題はもう一度テキストに戻って取り組むなど上手く活用しましょう。また実際の試験にあたっては、時間配分をしっかり考えた上で、簡単な問題から順に手をつけるようにしてください。
<国語対策>
まず長文問題に関しては、偏りなく色々なジャンルの文章に挑戦し、慣れておくことが必要です。その年に話題になった本を読んでおくこともよい準備になるかもしれません。設問に対しては、傍線部と関わる前後の内容をしっかりと読んで、部分の内容・理由説明をする練習を積んでおく必要があります。さらに、設問文をしっかり読んで「抜き出しなさい」「本文の言葉を使って」「自分で考えて」といった要求に応じた答え方ができるようにしておくことも大切です。読解問題を解く場合には、答えを出すことだけでなく、時間を意識して取り組む必要があります。語句の意味を問う問題も必ず出題されるようになりましたので、意味のわからない語句は普段から国語辞典で調べるようにしましょう。
また、作文は配点が高いので、対策としてデジタルペンを使った「作文トレーニング講座」を受講。繰り返し練習しておくことで本番での貴重な得点源となります。

公立高校入試の動向

群馬県の公立入試は、前期選抜(推薦入試)と後期選抜(一般入試)の2回に分けて実施されます。2007年度入試より学区制が撤廃され、その影響で2008年度入試から高崎地区、前橋地区では高倍率となりました。要因としては、交通の便など近隣地区からの受験生が増加したことによります。2012年度の進路希望調査では高崎高校や高崎女子高校、前橋女子高校など伝統校・大学合格実績の出ている高校で昨年同様高倍率となりました。また、高崎経済大学附属高校も依然人気が高く高倍率となりました。前期選抜では、総合問題を導入する学校が徐々に増えてきています。主要5教科の中から広範囲にわたる学力を総合的に問う総合問題は内申点や面接では見えない入試対応力をはかる上で今後も増加していくとみられます。自校入試については、各学校の実態を踏まえて、より一層生徒の能力や適性、学習到達度に配慮した入学選抜を行い、生徒の学習到達度を評価することで入学後の指導体制の充実を図ることを目的に実施されてきましたが、2012年度入試においても実施校なしとなりました。

前期選抜

前期選抜は従来の推薦入試に相当するものです。以前は中学校長の推薦が必要でしたが、今では自分の行きたい高校に自由に出願できるようになりました。ただし、志望理由書を提出する必要があります。選抜方法は、調査書をメインに面接、英語面接、実技検査、作文、小論文、パーソナル・プレゼンテーション及び総合問題等のうちから、いくつかを組み合わせての検査となりその結果を踏まえ総合的に判断されます。ここ数年トップ高校で学力を問う内容を含む総合問題を実施する高校が増えてきました。2012年度入試では高崎高校・高崎女子高校・前橋女子高校・前橋東高校・桐生高校・桐生女子高校・伊勢崎高校・太田高校などが実施します。群馬県の前期選抜は、全国的に見ても多様な試験を実施しています。

後期選抜

調査書と学力検査の比率・教科配点など、高校によって選抜方式が違います。
学力検査では、英語のリスニングテスト、英国理社の記述問題が重視されています。

後期選抜(一般入試)では調査書と5教科の学力検査の結果などで合否が判断されます。ただし、高校によって選抜方式が違うので注意が必要です。学力検査は約7割の高校が5教科各100点満点で、英語ではリスニングテストも実施されます。試験時間は教科ごとに45〜60分で設定されます。出題傾向として英語・国語・理科・社会で記述問題が多いのが特徴です。
一方、学力検査と調査書の比重は高校の判断で変更できます。学力検査と調査書の比重は同等の高校が多いですが、一部の高校では、学力検査:調査書の比重を「9:1」とする学校をはじめとして、3:1〜7:1の割合とほとんどの高校で学力重視となります。また、トップ校を中心に特定教科の点数を一定比率でUPさせる「傾斜配点」(100点満点のテスト結果を150点と換算する場合、1.5倍にして計算する)や配点比率(同じ問題でも配点が異なる)を変更するなど受験する高校によって対策が必要です。

志望校合格に必要な対策とは…

上記のような高校入試の動向から、「志望校合格」に必要なキーワード(対策)が浮かび上がってきます。

全国の大学入試動向

大学全入時代と言われますが、難関大学の志願者は増加傾向で難易度にも変化がありません。
入学定員が入学希望者数を上回る「大学全入時代」をむかえました。確かに少子化による競争率の低下、大学・学部の新設や受験機会が増加するなど、合格しやすくはなっています。しかし、実際には人気のある大学に受験生は集中し、難関大の志願者は逆に増加傾向。難易度にも変化がないのが現状です。人気の学部はますます入りにくくなっています。こうした状況をふまえたしっかりとした受験対策が必要です。

AO・推薦入試

AO入試カレンダーAO入試での入学が急増。推薦入試とあわせると大学進学者の半数に迫る勢いです。
大学入試は国公立大・私立大ともに、「一般入試」「AO入試」「推薦入試」の3つに分かれます。AO入試・推薦入試の割合は年々高まる傾向にあり、4年制大学進学者全体の半数に迫る勢いです。AO入試は、書類審査・小論文・面接などを組み合わせて学習意欲の高い生徒を取る入試制度です。推薦入試と似ていますが、「グループディスカッションなど推薦入試にない選抜方法を採用」「じっくりと人物を評価するため選考に時間をかける」などの点で異なります。2012年度は、私立大で466校、国公立69校がAO入試を実施しました。ただし、一部の難関大学でAO入試を廃

センター試験

センター試験は、国公立大・私立大の約9割が利用。
国公立大では5教科7科目が標準です。

2012年度のセンター試験の志願者数は約55万5500人。国公私立合わせて674の4年制大学がセンター試験を利用します。今や私立大のセンター利用数は、2012年度入試では513大学にのぼっています。主要な国公立大のほぼすべてにおいて5教科7科目が課せられるようになっており、受験生にとってはかなりの負担になると思われます。幅広い科目での基礎学力の強化がますます重要になっています。なお、2012年度入試より、社会科において「倫理」と「政治・経済」を統合した「倫理、政治・経済」が新たに加わっており、「倫理」や「政治・経済」を対象から外す大学もあるので注意が必要になっています。

国公立二次/私大入試

大学ごとに配点パターンが異なる国公立二次試験。小論文・面接を課す大学が増加傾向です。
私大入試は複雑で多様化。志望する大学・学部の入試方式に合わせた対策が不可欠となります。

国公立大の二次試験は「センター試験重視型」「二次試験重視型」「平等配点型」と志望大学によって配点パターンが異なるので、注意が必要です。二次試験で小論文や面接を課す大学も増えています。私立大の入試の基本は3教科型の受験ですが、センター試験利用のほか、複線入試・得意科目重視型・試験日自由選択制・地方試験・ユニーク試験などがあり、同じ大学の同じ学部で複数回の受験も可能です。このように、多様化する入試方式の情報をつかみ、志望する大学・学部ごとの対策が必須となります。

群馬県の大学入試動向

群馬大学

医学部附属病院併設の4学部総合大学。
昭和24年に設置。平成16年に国立大学法人化。学部は、教育学部・社会情報学部・医学部・工学部で構成されています。医学科以外は各学部とも前期日程での定員比重が大きく、またセンター試験の得点で合否が決まりやすい傾向にあり、日ごろから基礎学習の徹底を高校入学直後から始めることが合格の近道になります。
〈センター試験・一般入試の対策〉
教育学部(国・社・英専攻)は6教科7科目、教育学部(数・理・技専攻)は5教科7科目。数学ⅠAは高校1年生で学びます。既に高校1年生からセンター受験対策は始まっているといって過言ではありません。受験対策を考えた学習方法や部活動との両立、日々の予習復習、定期試験対策の積み重ねがセンター対策へとつながっていきます。個別試験では、文化・社会系や医・保健学科など小論文が出題されます。課題の理解力や論理的思考力と文章表現力が問われ、各専攻分野への知識や興味関心が大きなポイントとなります。また、グラフや表などの資料分析や、医学科などは長文に対する読解力も必要となります。

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