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福島県

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中学入試の動向

中学入試を語る上でターニングポイントとなったのは、間違いなく「2002年学習指導要領改訂」ということになります。これを契機として公教育への不安・私教育への期待が高まり、少子化という状況下においても全国的に中学入試が活況を呈することにつながりました。
しかしながら、選択の機会が乏しい県内においては受け皿が少ない状況が、今日の大学入試結果が今ひとつ振るわない状況を生んでいるともいえます。そんな中で、県立会津学鳳中学校、福島成蹊中学校、石川義塾中学校などの中高一貫校の開校により中学受験人口の増加の時代が始まったともいえます。

公立高校入試の動向

福島県の公立高校入試は、Ⅰ期選抜、Ⅱ期選抜の2段階。
福島県では、自己推薦とも言えるⅠ期選抜と学力検査を伴うⅡ期選抜の2回の入学機会があることが特色であることは変わりません。しかし、各高校の裁量幅が今後大きくなる方向と、しっかりした学力が身についている生徒を確保しようとする方向が見えています。たとえばⅠ期選抜での内容が、調査書+小論文(作文)+面接という従来型から、各高校独自の筆記試験の導入を検討する動きがあります。現在でも進学校においては、学力検査的な内容の面接が行われており、短時間の中で解答を導き出せる力を試す面接となっている高校もあります。また、Ⅱ期選抜での学力検査と調査書の比率が高校裁量で決定できる状況となっており、特に進学校では学力検査の比重を大きくする傾向が見えます。
全国的な入試の潮流としては
 ① 前期・後期募集の実施
 ② 通学区域の制限撤廃(全県1学区化)
 ③ 共学化
 ④ 自己推薦方式
 ⑤ アラカルト入試(公立高校入試の複数日程選択、傾斜配点など)
 ⑥ B推薦(推薦入試の中で併願を認める)
などの新しいシステムが定着しつつあり、福島県も同様な方向で進んでおり、今後、変更されていくものもあると考えられます。
これら多様性のある入試により「力のある子」を確保したいという高校側の思惑の現れともいえます。今後も従来の入試とは異なる新しい流れが登場することになるかもしれません。その際に目先の変化にとらわれて足元をすくわれることのないように、普段からじっくりと骨太の学力をつけておくことが大切です。

Ⅰ期選抜

Ⅰ期選抜は、調査書、面接、作文または小論文で選抜されます。競争率が2〜3倍程度と高くなることが多く、厳しい選抜となります。調査書は9教科が点数化され、特別活動の記録も点数化する学校がほとんどです。面接では、個性や学ぶ意欲を見るとともに、福島高校や東高校のように、「学力」を測る問題が出題される学校もあります。小論文または作文では、与えられた課題や資料に関して、自分の考えを筋道立てて記述させるなど、志願者の思考力、分析力、判断力、表現力などが評価されます。このように学力だけではない総合的な力が試される選抜です。

Ⅱ期選抜

Ⅱ期選抜は5教科の得点と調査書の結果、面接などを総合して選抜されます。学力検査の問題は全校共通で5教科各50点満点、全教科合計で250点満点となります。試験時間は各教科50分です。学力検査と調査書の比重は各高校の裁量で異なります。また点数化の方法も各高校の裁量で異なります。
福島高校では、各学年の主要5教科の評定が5段階評価され25点満点の3年間分で75点満点となります。技能4教科の評定は、各学年で5段階評価された上で、2倍され、3年間で120点満点で換算されます。さらに特別活動の記録が3年間分で55点与えられ、調査書としては合計250点満点として計算されます。結局、学力試験250点、調査書250点の1:1での選抜となっています。
福島東高校では、学力検査の点数が5倍され、しかも特別活動の記録が点数化されない、などの特徴があり、そのため学力検査と調査書の比率は、1250点:195点という学力検査重視の比率となっています。同様に橘高校・南高校でも、学力検査の点数が3倍され、橘高校では特別活動の記録が点数化されません。なお、福島西高校(数理科学科)では、教科の傾斜配点が行われ、数学の学力検査の配点が2倍になります。

Ⅲ期選抜

Ⅰ期、Ⅱ期選抜で定員割れした学校が行います。調査書、面接、小論文での実施が多くなっています。

志望校合格に必要な対策とは…

福島高校合格へ 〜得点力と余裕のある学力〜
県立トップ校である福島高校合格には基本問題で確実に得点を取る力と、応用問題にも対応できる「考える力」「記述力」「さまざまな解法パターン」などを身につける必要があります。入試問題の詳細な分析に基づく一人ひとりの課題にあわせた指導と、厳選された教材により合格力を高めます。また福島高校の場合は入学してから上位の成績をキープできるような入試の枠を超えた力を身につけておく必要もあります。その点でも進学後のカリキュラムを見越して進学後に力を発揮できるような指導をいたします。

上位校合格へのポイント 〜応用問題への対応〜
福島県の入試問題は特に理数の難度がやや高く、理数が得意な方でもなかなか解けない問題が出題されます。そんな問題を解くカギはパターン分析と問題への着手方法です。アクシスでは入試問題の精緻な分析と解法パターンを身につけさせ、難度の高い問題でも得点する力を養っていきます。また同時に基本問題での取りこぼしがないようなスキルアップと訓練を徹底していきます。

全国の大学入試動向

大学全入時代と言われますが、難関大学の志願者は増加傾向で難易度にも変化がありません。
入学定員が入学希望者数を上回る「大学全入時代」をむかえました。確かに少子化による競争率の低下、大学・学部の新設や受験機会が増加するなど、合格しやすくはなっています。しかし、実際には人気のある大学に受験生は集中し、難関大の志願者は逆に増加傾向。難易度にも変化がないのが現状です。人気の学部はますます入りにくくなっています。こうした状況をふまえたしっかりとした受験対策が必要です。

AO・推薦入試

AO入試カレンダーAO入試での入学が急増。推薦入試とあわせると大学進学者の半数に迫る勢いです。
大学入試は国公立大・私立大ともに、「一般入試」「AO入試」「推薦入試」の3つに分かれます。AO入試・推薦入試の割合は年々高まる傾向にあり、4年制大学進学者全体の半数に迫る勢いです。AO入試は、書類審査・小論文・面接などを組み合わせて学習意欲の高い生徒を取る入試制度です。推薦入試と似ていますが、「グループディスカッションなど推薦入試にない選抜方法を採用」「じっくりと人物を評価するため選考に時間をかける」などの点で異なります。2012年度は、私立大で466校、国公立69校がAO入試を実施しました。ただし、一部の難関大学でAO入試を廃止する動きも見られるので、志望校の入試動向には十分注意しましょう。

センター試験

センター試験は、国公立大・私立大の約9割が利用。
国公立大では5教科7科目が標準です。

2012年度のセンター試験の志願者数は約55万5500人。国公私立合わせて674の4年制大学がセンター試験を利用します。今や私立大のセンター利用数は、2012年度入試では513大学にのぼっています。主要な国公立大のほぼすべてにおいて5教科7科目が課せられるようになっており、受験生にとってはかなりの負担になると思われます。幅広い科目での基礎学力の強化がますます重要になっています。なお、2012年度入試より、社会科において「倫理」と「政治・経済」を統合した「倫理、政治・経済」が新たに加わっており、「倫理」や「政治・経済」を対象から外す大学もあるので注意が必要になっています。

国公立二次/私大入試

大学ごとに配点パターンが異なる国公立二次試験。小論文・面接を課す大学が増加傾向です。
私大入試は複雑で多様化。志望する大学・学部の入試方式に合わせた対策が不可欠となります。

国公立大の二次試験は「センター試験重視型」「二次試験重視型」「平等配点型」と志望大学によって配点パターンが異なるので、注意が必要です。二次試験で小論文や面接を課す大学も増えています。私立大の入試の基本は3教科型の受験ですが、センター試験利用のほか、複線入試・得意科目重視型・試験日自由選択制・地方試験・ユニーク試験などがあり、同じ大学の同じ学部で複数回の受験も可能です。このように多様化する入試方式の情報をつかみ、志望する大学・学部ごとの対策が必須となります。

福島県の大学入試動向

大学入試には戦略が必須
現役合格のためには学習量はもちろんですが、志望校の入試状況について正確な情報を入手し、戦略を立てて効率的に学習することがさらに重要となります。入試についての情報は、学校での指導だけでは一人ひとりの対策には不十分であるのが現状です。アクシス福島校では、受験生本人が明確な意識をもって受験に臨めるよう、学習指導に加え、定期的に生徒面談・保護者面談・大学受験ガイダンスをもち、将来の職業を見すえた進路選択から、志望校に合格するための学習ストラテジーまでを指導しています。学習面を含めたあらゆる側面から受験生をサポートし、合格への道を切り拓く「担任力」こそが個別指導アクシス高校部の大きな柱です。

東北大学

センター8割、二次6割が合格ライン。全教科バランスよくとれる力と、二次で問われる基礎力の充実が目標。
平成23年度は、英語の出題形式変更の影響か、一部の学部で二次試験の平均得点の低下が見られましたが、全体の得点率は、医学部医学科の77%をのぞけば、60~67%。過去数年の合格者平均点を見ると、センターで8割以上、二次で6割という比率で合格得点に達しているのがわかります。センター配点の低い医学部医学科でも、センターでの得点率が大きく影響しています。そのため、二次試験の科目は当然のこととして、センターのみの科目も全科目バランスよく得点できる力が必要です。
東北大学の入試問題は難易度が高いものの、問われるのは基礎力の充実度です。また、平成23年度の英語に出題形式変更(自由英作文の追加)があったように、どんな問題が出ても対応できる柔軟性が必要です。基礎力の充実と幅広い問題演習の重要性を1年次から意識していく姿勢が、東北大をはじめとした難関大に合格できる力に結びつきます。
東北大合格者の1年次からの模試の成績推移を見ると、全学年を通して偏差値65以上を維持できる力が求められていることがわかります。初年次から、学校プラスαを身につける積極的な学習姿勢が合格の鍵となります。

福島県立医科大学

県内の現役合格者の半数以上が推薦枠。
学校授業と入試の両方を見すえた学習が鍵。

県立医大の推薦入試はセンター試験と面接のみとなりますが、各高校10名の枠に対し、福島高校内では毎年約4倍の志望者があり、推薦枠に入るだけで大きな競争となります。学校推薦を得るためには、1年次から評定4.5以上を維持できる学力に加え、医師をめざす志望動機が重視されます。
一般入試については、県外生や既卒生が強く、県内新卒生は苦戦している状況です。センターで8割、二次で6割をとれる力が必要ですが、二次は総合大学に比べて医学部受験者に特化している分、難易度が高い傾向があります。設問形式・内容も変化しやすいため、柔軟に対応できる応用力が要求されます。

福島大学

二次試験の科目数・配点比率から、センターでの得点率が大きく影響
センター対二次の比率が2:1で、かつ二次が1科目であるため、センターで得点できなければ二次での逆転がかなり難しいのが福島大学です。センター6割がとれれば合格圏と見られてきましたが、昨今の不況から教員資格の人気増、地元公務員志望者増の傾向が見られ、また二次小論文についての全体的な文章力低下から、センター7割が得点できて安全圏といえる状況です。部活動終了後からの入試対策が多いので、1年次より、苦手科目の強化よりも得意科目の増強と成績維持を目標とし、3年から本格的なセンター対策を進めるのが理想といえます。小論文対策については、日ごろから新聞などを読み、継続的に知識と考える力を養成していくことが重要となります。

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