秋田大学教育文化学部附属中学校入試の動向
長年に渡り秋田県において中学校教育の中心をなしてきた秋大附属中学校は根強い人気があります。入試は4教科の筆記試験と作文、面接、実技試験が課せられます。筆記試験のうち算数は単純に答えを出す問題ではなく、プロセスを考えさせたり、理科でも実験結果が出た理由を答えさせたり、社会でもグラフの読み取りからその状況になっている理由を答えさせたりする問題が出題されています。単なる知識の詰め込みでは対応できませんので、早い時期からの対策が必要となります。
「秋大附属中学校の根強い人気の理由」
人気のある一番の理由は「秋田高校進学者数県下NO.1」という実績です(2011度は68名入学しています)。附属の高校がないので、高校入学時に再び入試を突破しなくてはなりませんが、学内の空気と指導がこのような結果を残しています。また、学校の掲げているめざす生徒像「理想を求めてやまない不断の志を持つ生徒」「自己の言行に責任をもち、誠実に行動できる生徒」「自他のよさを尊重し、ともに助け磨きあう生徒」「心身を鍛え、困難に打ち克つ強い気力と体力をもつ生徒」といったことが実践されて、結果につながっています。
「入試の流れ」
●合格者定員の増加
2011年度の入試では、外部受験合格者の定員が割り増しされましたが、2012年度は昨年度よりも内部進学生の人数が多いため、定員の増加が少ないことが予想されます。また、2006年度の抽選選抜廃止以降、年々問題が難化していることや、情報化社会の発達に伴う全体的な教育意識の向上、秋田高校への進学数がNO.1であるといった点から、附属中学校の人気は今後も続くことが予想されます。

試験の流れ
【1日目】
●筆記試験 8:40〜12:40 国語【40分】 作文【20分】 理科【30分】 社会【30分】 算数【40分】
●実技試験 13:20〜 音楽・図工・体育・家庭の中から1科目を選択 ※終了次第解散
【2日目】
●個別面接 9:00〜11:00 個別面接【受験生1名:面接官2名(3名の場合もあり)】1人約5分 面接回数は1回
2011年度入試の特徴的な質問内容
・代表委員への立候補演説を30秒程度で
・自分は友達にどのような性格だと思われているか
【3日目】
●合格発表 各家庭へ結果通知の郵送による発表
公立高校入試の動向
秋田県の公立高校の入試は前期選抜・一般選抜・後期選抜の3回に分けて実施されます。
一般選抜では筆記試験と面接、前期選抜・後期選抜では主に面接と口頭試問が行われます。
全県1学区の影響で、秋田市内の高校に人気が集中する傾向となっています。
前期選抜
前期選抜は推薦入試に相当するものですが、中学校長の推薦は必要ありません。全校・全学科で実施され、合否は面接・調査書・志願理由などで総合的に判断されます。高校ごとの出願の条件も決められていますが、そのほとんどが「学習成績が優秀で、将来の進路目標を明確に持ち、入学後も意欲的に学習活動に取り組む意思のある生徒」もしくは「学力が優れており、部活動において優れた実績を有する生徒」のいずれかの条件を満たしていることとなっています。募集人数は定員の10%〜30%で、上位高ほどその比率は低く設定される傾向にあります。
一般選抜
一般試験の合否の最大要素は『5教科の学力検査』になります。下記の平均点の状況から見ても難易度が高いものとなっていることが読み取れます。また、2012年度から試験時間が各教科5分延長となりました。新学習指導要領に基づいた「時間をかけて考えたり表現する問題・段階を追って解答を導き出す問題・解答に至る過程も重視する問題」の出題が増えることを考えると、自分の志望校へ合格するためには相当な準備が必要となります。そのためには、「学力の質・量を確保する」こと、自分の中学校といった単位ではなく、受験生の中での自分の位置を客観的に把握しながら学習を進めていくことが大切です。

後期選抜
2011年度までの各高校の合否状況から、合否の最大の要素は「一般選抜での学力検査結果」であると推測できます。各個人の学力検査結果は「点数開示」によって知ることができますので、万が一、一般選抜が不合格であった場合には、その点数を確認し、出願校を選定することが大切です。しかし、各高校の後期選抜出願者の中で自分の位置を把握することは困難であるため、「合否の予測は読めない」ということを前提とした対策が必要です。また、私立高校の二次募集(明桜:後期入試 聖霊:一般Ⅱ期試験)が後期選抜と同日実施であることを考えると、2月の段階で私立高校の併願試験を受験して、“いざ”という時に備えることが望ましいといえます。
志望校合格に必要な対策とは…
下記のような高校入試の動向から、「志望校合格」に必要なキーワード(対策)が浮かび上がってきます。

全国の大学入試動向
大学全入時代と言われますが、難関大学の志願者は増加傾向で難易度にも変化がありません。
入学定員が入学希望者数を上回る「大学全入時代」をむかえました。確かに少子化による競争率の低下、大学・学部の新設や受験機会が増加するなど、合格しやすくはなっています。しかし、実際には人気のある大学に受験生は集中し、難関大の志願者は逆に増加傾向。難易度にも変化がないのが現状です。人気の学部はますます入りにくくなっています。こうした状況をふまえたしっかりとした受験対策が必要です。
AO・推薦入試
AO入試での入学が急増。推薦入試とあわせると大学進学者の半数に迫る勢いです。
大学入試は国公立大・私立大ともに、「一般入試」「AO入試」「推薦入試」の3つに分かれます。AO入試・推薦入試の割合は年々高まる傾向にあり、4年制大学進学者全体の半数に迫る勢いです。AO入試は、書類審査・小論文・面接などを組み合わせて学習意欲の高い生徒を取る入試制度です。推薦入試と似ていますが、「グループディスカッションなど推薦入試にない選抜方法を採用」「じっくりと人物を評価するため選考に時間をかける」などの点で異なります。2012年度は、私立大で466校、国公立69校がAO入試を実施しました。ただし、一部の難関大学でAO入試を廃止する動きも見られるので、志望校の入試動向には十分注意しましょう。
センター試験
センター試験は、国公立大・私立大の約9割が利用。
国公立大では5教科7科目が標準です。
2012年度のセンター試験の志願者数は約55万5500人。国公私立合わせて674の4年制大学がセンター試験を利用します。今や私立大のセンター利用数は、2012年度入試では513大学にのぼっています。主要な国公立大のほぼすべてにおいて5教科7科目が課せられるようになっており、受験生にとってはかなりの負担になると思われます。幅広い科目での基礎学力の強化がますます重要になっています。なお、2012年度入試より、社会科において「倫理」と「政治・経済」を統合した「倫理、政治・経済」が新たに加わっており、「倫理」や「政治・経済」を対象から外す大学もあるので注意が必要になっています。
国公立二次/私大入試
大学ごとに配点パターンが異なる国公立二次試験。小論文・面接を課す大学が増加傾向です。
私大入試は複雑で多様化。志望する大学・学部の入試方式に合わせた対策が不可欠となります。
国公立大の二次試験は「センター試験重視型」「二次試験重視型」「平等配点型」と志望大学によって配点パターンが異なるので、注意が必要です。二次試験で小論文や面接を課す大学も増えています。私立大の入試の基本は3教科型の受験ですが、センター試験利用のほか、複線入試・得意科目重視型・試験日自由選択制・地方試験・ユニーク試験などがあり、同じ大学の同じ学部で複数回の受験も可能です。このように多様化する入試方式の情報をつかみ、志望する大学・学部ごとの対策が必須となります。
秋田県の大学入試動向
秋田大学
秋田大学には、教育文化学部、工学資源学部、医学部があり、全国の動向と同じようにセンター試験は5教科7科目の受験が基本となります。二次試験については、ほとんどの学部で2教科の受験となります。秋田大学に合格するためには、二次試験ももちろん大切になってきますが、配点の比率の特性から考えると、『センター試験』で高得点を取ることが必須となります。基礎、基本の知識と考え方をじっくりと身に付けて、時間内に問題を解くことの出来る"得点力"が大切になるといえます。

国際教養大学
就職率の高さから近年、全国的にも非常に注目されている国際教養大学は年々、受験者倍率が増加し、入学の難易度は増しています。一般入試における受験者は2010年度の1,110名に対し、2011年度は1,972名と862名も増加しました。他の国公立大学と同様にセンター試験が重視されていることは変わりありませんが、英語については、英検準1級以上、TOEIC780点以上などの一定の基準をクリアした受験生に対しては、「センター試験における英語を満点と換算」して合否判定に用いることができる、という点からも非常に重視されています。





















